なぜこの祭りに参加するのか、どんな想いで踊りに取り組んでいるのか。また取り組むことによって子ども達がどう変わっていくのか。現場の声を紹介します。

【参加する子ども達(生徒)の想い】

私達は毎年このメチャハピー祭で踊ることを目標としながら活動しています。大きな舞台に立って踊れることはとても興奮します。メンバーは、いつも以上に厳しい練習を重ねてこの大きな舞台に出ています。そしてメンバーのすべてが詰まった踊りには、チームの代表、保護者が感動してくれます。私たちのすべてのメンバー一人ひとりが積重ねたものが一つになる感動、大きな舞台で踊れることへの楽しさ、あこがれを胸に、一人でも多くの人に同じ思いを伝えられたらと、参加しています。【中学生】

何をするにも笑顔でいるのが大切なことではなくて、笑顔でいられる何かをすることが大切だと思います。それはきっと社会に出ても同じだと思いますし、何をするにしてもそれが楽しいことであり、もし楽しくなくても支え合ってそれを楽しく思える仲間の存在の大切さを学びました。【中学生】

このメンバーでソーランを踊れる最後のチャンス。学校の代表として、自分たちが今まで頑張ってきたソーランで、私たちの本気を魅せ、見ている人を感動させたい。また、メチャハピー祭に出るのは学校の「伝統」。伝統というのは、どういった意味なのかを下級生に引き継ぐために、今までで一番いいソーランをめいっぱい楽しんで、笑顔で踊りたいと思います。【小学生】

みんなで踊りを合わせるために何度も何度も練習し、大きな声を出すのは辛かったけれど、一つの目標に向かって頑張ろうと思い、一緒に練習して、だんだんまとまっていくというのを感じた。そして、みんなの動きがそろった時はとてもうれしく、踊るのが楽しいと思えた。初めてこんなに達成感があって、「全力でやり切る」ってとても大切なことなんだと、また、今まで受け継いで来ている伝統は、自分たちががんばってようやく受け継がれるものということも感じた。【小学生】

練習の時は、友達と踊りを教え合ってきましたが、オーディションの時はライバルとなることで、お互いが支え合い、高め合ってきました。また、先生方は私達の踊る環境を整え、たくさんの準備をして下さっています。私たちの家族は、練習、行事の送迎、金銭面でのサポートをしてくれています。だからこそ、私達はそれに恥じない演舞をすることで、チームの仲間や支えて下さっている皆様との絆を大切にして、感謝の気持ちを伝えて行きたいと思います。【中学生】

【参加するチームの先生、指導者の想い】

メチャハピー祭は「一生懸命に取り組むことの価値」や「他者を思いやる態度」「話を聞く姿勢」「あいさつ」をはじめ、学校を創る高学年として、そして人として大事なことを「学び合う場」として絶好の機会と考えて参加しています。衣装の手作りのハッピは、決して見栄えのするものではありませんが、私達の誇りを纏い、全員で「一生懸命に踊る姿」を、先輩から後輩へ代々受け継いできました。時折、そろそろ新しい振り付けもどうか、という声も頂きますが、身に付けていきたいのは「踊り方」や「衣装」などではありません。「ソーラン(を)学ぶ」のではなく「ソーラン(で)学ぶ」。大切なのは「時間を守る大切さ」「関わりの少なかった友だちと励まし合う姿」「言葉で伝えるだけでなく、背中で語る姿」「一生懸命、ひた向きな姿」など、ソーランを通して子ども達が成長していく姿です。

私達のチームは、小学生から社会人までさまざまな年代で踊っていますが、全員でそろえて踊ることを大事にしています。体つきも身体能力も違う人間が、手の角度やタイミングを合わせて踊ることは非常に難しいことです。一つのことに対してチーム一丸となって、それぞれの個性が輝き、お客さんから「とてもそろってカッコよかったよ!」とお声をかけていただいた時、とても嬉しく、涙が出そうになります。

このチームは、小学校と地域と中学校をつなぐプロジェクトです。よさこいを通じて、校区内の子ども達の絆を作ること。小学校と中学校の絆。小学生が卒業して中学校に行っても、また友達の輪を広げ絆をつくるためにみんなで協力していく活動です。先生と地域が共有のものを通して会話が生まれ、距離が近くなりました。

チームには小学校1年生~6年生までが所属しています。体格にも大きな差があり、体力、集中力、協調性、技術面においても全員が同じレベルで演舞することはとても難しく、練習もなかなかうまくいきません。しかしながら、子ども達と一緒に、考え試行錯誤しながら練習しています。全体練習でうまく踊れていないところをお互いに教え合い、息をあわせて踊りをそろえ、向上心を持って練習をしています。学年を超えてお互いを支え合い、切磋琢磨することで、お互いの信頼と練習の積み重ねで、大きい子から小さい子まで一緒に踊ることの難しさを克服してくれています。